「むらの大学」川内村フィールドワークを行いました(6/15・16)

 

むらの大学 川内村フィールドワークを行いました!


「むらの大学」で川内村フィールドワークを行いました。今回のフィールドワークの目的は、「川内村の“今”をじっくりと感じ、村全体の現状と課題をつかむ」ことです。原発事故を受けてから、丸7年が経過した川内村では、その影響が見え隠れしつつも、『新たな村づくり』にむけて着実に歩みをすすめています。そうした、川内村の姿やそこに住む村の方々の姿をとおして、現状をとらえ、これからの川内村の未来を想像することが大きな目標です。

 

まず最初に訪れたのは、川内村の第一行政区にある「ワインぶどう圃場」の高田島ヴィンヤードです。かわうちワイン株式会社代表取締役の高木亨さんのお話をうかがいながら、圃場を見学しました。
ワインを力に地域を再興させる事業を長期的な視点でとらえ、情熱をかけて取り組む高木さんの姿に、受講生は川内村の新たな“光”を感じ、「晴れた日の圃場も見てみたい」、「圃場のお手伝いをしたい」と意欲を高め、目を輝かせていました。

 

昼食後は、「天山文庫」を訪れました。天山文庫は、川内村の名誉村民であり詩人の草野心平先生に村民が労働奉仕で建てて贈った別荘です。新緑に雨露がのこる天山文庫は、また一段と美しく、受講生も見とれるほどでした。
天山文庫の管理人をしている、村出身の志賀風夏さんに、草野心平先生が村に来ることになった経緯や村の宝である心平先生や天山文庫にどう若い人にも関心を持ってもらえるかについてお話をうかがいました。「村が好きだから、戻ってきた」という言葉に、志賀さんと同じように川内村を好きになる人たちがもっと増えることが村の様々な課題が解決されるのではと考えた受講生もいました。

 

最後は、コミュニティセンターで川内村役場の遠藤一美さんにお話をうかがいました。震災前後における村の農業の現状や課題、現在の新たな取り組みについてお話をうかがいました。
震災後、水稲等の作付面積や畜産戸数などが著しく減少し、風評被害も深刻である現状を受講生は改めて認識しながらも、「当たり前のことをしっかり取り組むことがブランド化につながる」という言葉にあるように、ひとつひとつの課題に対して丁寧に確実に向き合っている姿に受講生は心動かされていました。

受講生からは、「帰村率は周辺の地域と比べると高いが人口減少の問題は色濃く残っていることがわかった。それでも前を向いて少しずつ進もうとしていることに心打たれた」、「村の方々の姿を見て、『むらの大学』でただ知識を深めるだけではなく、自分の考えを持ち、行動に移すことを大切にしていきたいと思った」という声が聞かれました。

帰りがけには、直売所「あれ・これ市場」に立ち寄り、川内村で実際にどんな農産物や加工品が売られているのかを見学し、お土産を買うなど、思い思いに楽しんでいました。

 

今回のフィールドワークで受講生は、人工物がなく絶景が広がるワインぶどう圃場の雄大さや、心安らぐ天山文庫の美しさ、川内村らしいのどかさ、など事前学習では分からなかった、川内村を味わうことができました。一方で、こうした「川内村の魅力や強みを生かしきれていないのではないか」という点にも気づき、自分たちでこれから追求したいことや何ができるかを考えていく時間になりました。

7月からは、事前学習や今回のフィールドワークを踏まえた学びや気づきをもとに、班編成を行い、見つけた課題を深め、9月の4泊5日のフィールドワークにむけて準備をしていきます。

川内村のみなさま、ありがとうございました!

引き続き、よろしくお願いします。

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