「むらの大学」原発と放射線の講義を行いました(5/2・11)

 

「むらの大学」原発と放射線の講義を行いました。

 

地域実践学習「むらの大学」の第3・4回の授業は、「原発」「放射線」について学ぶ講義でした。
第3回は清水修二先生に「福島と原発:その構造と現状」をテーマに、第4回では、うつくしまふくしま未来支援センターの河津賢澄先生に「身近にある(食・住居など)放射線」をテーマにお話いただきました。

清水先生の講義では、なぜ福島県に東京電力の原発があるのか、なぜ原発を誘致するのか、原発事故で地域の将来はどうなるのか・・・など、社会科学のアプローチから「原子力発電所」の立地条件や誘致する側の論理、電源立地効果の一過性の問題、廃棄物処理の問題などを学びました。

 

河津先生の講義では、身近にある放射線として、宇宙線・呼吸・大地建物・飲食の4つをあげ、それぞれから受ける線量数値とその影響を学びました。さらに、蒸気の凝結作用を用いてα線やβ線、宇宙線などさまざまな放射線を可視化する「霧箱」も実際に見せていただき、学生たちは放射線が実際に目に見えることに驚いていました。

 

お二人のお話を踏まえた振り返りでは、清水先生と河津先生の授業での気づきをグループで出し合い、深めていきました。NIMBY(not in my back yard)シンドロームの問題を踏まえ、「放射能で汚染された廃棄物をどこで長期保管すべきか」をグループで議論し、また、「福島県の現状を詳しく知らない県外の友人に福島の現状を聞かれたら何と返事をすればよいか」ロールプレイをしました。

授業で聞いたことを実際に自分の言葉で、他者が分かるように説明をするのはなかなか難しいと学生たちは苦戦していましたが、正しい知識を理解することの重要性を実感する時間となったようです。

 

「原発」のことや「放射線」のことを基礎から学び、そしてそれを現場で学べることも福島大学や「むらの大学」ならではの活動です。これから受講生は、6月に南相馬市と川内村のそれぞれの地域に初めて訪れます。

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