<教育><社会貢献>【ふくしま未来学入門】第1回 3・11後の福島を学問にする(10/6)

【「ふくしま未来学入門」がスタートしました】
開講して3年目となる「ふくしま未来学入門」は、地域課題の解決をめざし行動する個人や企業などを講師としてお迎えし、その実践的な取り組みや経験について学びます。
また、震災と復興における社会問題や諸現象に対し、学問領域の枠組みを超えて多角的・総合的に考える能力を養うことを目指します。
「他県や外国の方に今の福島のことを聞かれた際にしっかりと現状を伝えられるようになりたい」「大学4年間で自分がどのように福島に関わっていくかを見いだしたい」など、福島のことを知り何かしたいという動機から、250名を超える本学の学類生や留学生、公開授業に申し込みいただいた35名の方が受講しています。
(H29ふくしま未来学入門授業スケジュール http://coc.net.fukushima-u.ac.jp/?p=1903

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第1回「ふくしま未来学入門」の講師は、立命館大学 准教授の開沼 博先生でした。

 

開沼先生からは、福島の大きな課題は「語りにくさ」にあるということが指摘されました。

決してひとくくりにはできない複雑な課題を抱える福島のことを、わかりやすく自分の言葉で伝え、誰もが語り合えることがこれからますます必要になってくると感じます。学生も、課題を理解し、それを自分の言葉で伝えるために、自分たちに何ができるのかを考え、実際に行動したいと思うきっかけにもなったようです。

多くの物事を、一部分だけ切り取って判断したり、雰囲気やイメージでとらえたりしがちで、事実とは違って認識することもあります。
開沼先生からは、データを見て数字だけで良し悪しを判断することはできず、その数字の向こうにいる人々に目を向けることの大切さとともに、データ分析など客観的な視点から本質的な課題をとらえ、見過ごしているものに目を向けることの大切さと視点を教えていただきました。

受講生からは、「自分自身もイメージに振り回され、勘違いをしていることが多い。福島に住む私たちが正しい知識を知ることが大切だと思った」「データから見る福島はイメージとはかけ離れていることが分かった」
「もっと福島について知る必要があり、知ったこと分かったことを発信していく必要があると自覚した」「悪いことばかりに目を向けるのではなく、視点を変えてみることの大切さにも気づけた」などの声が多く聞かれ、福島のことを今後学ぶことで、学生である自分たちが何ができるのかを考えることにつながりました。

開沼先生、今後の学びを深めていくきっかけとなるお話をありがとうございました。

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