<教育><社会貢献>【ふくしま未来学入門】 第10回 地域のめぐみを活かしたこれからの街づくり(12/16)

昨年度開講した「ふくしま未来学入門」
この科目は、地域課題の解決をめざし行動する企業や個人などを講師としてお迎えし、取り組みや経験について具体的な事例をもとに学び、課題解決型の志向を養うことを目指しています。今年度は、337名の学生と、公開授業にお申込みいただいた25名の一般の方が受講しています。
(H28ふくしま未来学入門授業スケジュールhttp://coc.net.fukushima-u.ac.jp/?p=1169

10回目の授業は、(株)東芝、インフラシステム・ソリューション社 事業開発センター地域エネルギー担当 小西千晶氏をゲスト講師にお迎えしました。
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小西さんの授業は、昨年に続き2回目です。「地域のめぐみを活かしたこれからの街づくり」と題して、日本の電気事情をはじめとして、地域資源を利用したエネルギーについて事例を交えてお話ししていただきました。

岩手県の事例では、岩手県の灯油・重油販売額と、岩手県で生産されたお米の生産額はほぼ同じということだそうです。一生懸命作ったお米が、すべて産油国への支払いで消えてしまうのです。地域にある資源をエネルギーにし、その地域で使うことが大切であることを強調されていました。

岩手県久慈市では、震災後、地域にある資源を見直し、木を加工する際に出た端材をエネルギーとし、しいたけ栽培を始めたそうです。これまで処分していた端材を活かし、無駄にせずエネルギーとする。とても効率がよく、地域にも環境にもやさしい取り組みです。
この取り組みには、企業だけではなく、行政、住民、大学、森林組合、製材業者という多様な主体が関わっています。小西さんからは、「一人一人が自分の役割を果たし、みんなで協力しあうことで実現できる」という力強いメッセージをいただきました。これはこの取り組みに限ったことではなく、何か事業や取り組みを行うときは、お互いを認め合い、助け合って成し遂げていくことが必要だと感じました。

また、世界では森林が減少していますが、日本の森林は増えているというもの驚きでした。
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学生からは、「日本のエネルギー問題は、思っていたよりも深刻であり、真剣に考えなければいけないと思った」「当たり前のことになっていると、無駄が見えづらくなる」「震災があり、あれもできない、これもできないではなく、この地域ではこれができるという見方を変えることが大切」といった声がありました。また、「大企業が地域密着型の活動をしていることに関心をもった」という東芝さんの地域に貢献した活動への興味関心もありました。

昨年建設途中だった、しいたけ工場は生産が始まっており、着実に地域のめぐみを活かしたまちづくりが進んでいることがわかりました。小西さん、貴重なお話ありがとうございました。
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