<教育><社会貢献>【ふくしま未来学入門】第8回 ワカモノの夢が地域を変える!(12/2)

昨年度開講した「ふくしま未来学入門」
この科目は、地域課題の解決をめざし行動する企業や個人などを講師としてお迎えし、取り組みや経験について具体的な事例をもとに学び、課題解決型の志向を養うことを目指しています。
今年度は、337名の学生と、公開授業にお申込みいただいた25名の一般の方が受講しています。
(H28ふくしま未来学入門授業スケジュール http://coc.net.fukushima-u.ac.jp/?p=1169

第8回「ふくしま未来学入門」の講師は、
日本財団学生ボランティアセンター 常務理事の古川秀雄さんでした。

古川さんは、2010年に、大学生の社会貢献活動を促進するために、「Gakuvo(ガクボ)」を設立。ボランティア活動へのキッカケづくりから、活動をブラッシュアップさせるインキュベーション型プログラムを創出し、多くの学生をさまざまな現場へ送り出してきました。
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今回のテーマは、「ワカモノの『夢』が、地域を変える!」

東日本大震災の被災地における学生ボランティアを事例に、「そもそもボランティア」とは何か、なぜ若者に期待をするのかなど、「ボランティア」の本質的な意味を深く捉え直し、自分やこれからの社会について考えました。
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「ボランティア」に対するイメージは、さまざま。無償・自己満・エライこと・・・など。
しかし、ボランティアの本質は、「その困っている人がもう二度と、困らないようにするにはどうしたらよいか?」を考え行動すること。ボランティアをすることや現地に行くことに満足するのではなく、その行為をつうじて、①自分は、②周りの人は、③社会は、④困っている人自身は、どう変わらなければいけないのか、を考える。対処療法的なボランティアから、新たな「価値提案型ボランティア」がこれからの社会に必要なボランティアであると言います。

古川さんは、男女や年代別の「希望」の有無やボランティア活動への参加状況などのデータから、「希望がある人ほど、行動する人の割合が多い」ことを示しました。しかし若者は、希望を持っているものの、地域活動に対しては「参加の仕方が分からない」人が大半。このことは、地域活動への潜在的能動者が多いことを示しており、若者を地域活動の参加に結びつけることができれば、これからの社会が良くなるということも示しています。

若者には、その「存在」だけで、地元の人の表情を豊かなものに戻し、地元の人の希望をつくる力があります。若者が、ボランティアにおけるコミュニケーションをつうじて、地元住民のつぶやきに耳を傾け、寄り添う。そうして、若者が社会とつながり、社会のなかで生きる一人の人間として、人の役に立ち、人々の「希望」の実現にむけて動いていく。この循環こそが、地域や社会を良くするということを教えていただきました。
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受講生からは、「ボランティアのイメージが180度変わった」「ボランティアって身近で日常に溢れていると思った。不安要素がたくさんありボランティアに行けずにいたが、そんなことは関係ないんだと気づいた」「ボランティアは量的な作業ではなく、人と人とが関係しあう活動であることに気づいた」「若者が動かないとやはり社会は変わらないと再認識した」という声が聞かれました。

この講義をとおして、受講生は「自分のいまや未来」を考えるだけではなく、それらと「社会の未来」とを重ね合わせながら、「いま福島大学生として、人や社会にできることは何か」を考える機会となったように思います。

ボランティアをしたことがある学生も、したことがない学生も、自身のこれまでの経験や想いを振り返りながら、古川さんのお話に対して理解を深めていました。「自分にもできることがある」「大学生だからこそできる感情表現や行動力で誰かの支えになれるんだ」「自分の強みを人のために、役に立ちたい」と、次への一歩を踏み出す勇気を、古川さんのお話からもらった受講生が多くいました。これからの受講生ひとりひとりの行動、歩みに期待します。

古川さん、貴重なお話をありがとうございました。

日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)
http://gakuvo.jp/

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