<社会貢献>【第12回みらいバス】浪江町を訪問しました(10/10)

10月10日(月・祝)、第12回みらいバスとして、「“ふるさとなみえ”再生にむけた歩みを知るPart2~稲刈り体験をとおして~」をテーマに、学生・職員12名で、浪江町を訪問しました。

今回のみらいバスは、5月に実施をした第8回みらいバスにおける田植えに引き続き、浪江町が行う水稲の実証栽培に向けた稲刈りに参加をしました。福島大学生のほか、東京大学や早稲田大学、新潟大学の学生、県外の支援団体なども参加をし、地元の方々も含めると、70名を越える方々が、浪江町の酒田地区に集まりました。
東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所の事故により、現在も町内全域が避難指示区域に指定され、全町民が避難生活をしている浪江町。原発事故後、酒田地区での実証栽培は今年で3度目。浪江町では、放射線物質の濃度が全量で基準値以下だった昨年に引き続き、収穫米の一般販売をめざしています。
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浪江町の今年のお米は豊作!みんなで植えた苗が見事に実っており、とても嬉しい気持ちになりました。始めは、カマの使い方やワラの縛り方に悪戦苦闘しながらも、地元の方々が丁寧にコツを教えてくださいました。稲刈りをはじめて、約1時間半弱、あっという間に刈り終えることができました。
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浪江町でこのように、水稲ができるようになるまでには、役場職員の皆様、農家の方々の相当な努力があったから。浪江町では今、原子力災害の影響を受け、農業用水を再開できない状況です。そのため、井戸水を取水源とし、地元の方々が避難先等から、足繁く通い水の管理を行っています。私たちにとって当たり前である“水”の確保が、農業再開への一歩を困難にしているのです。改めて、浪江町で水稲ができることの意味やその重みを感じます。

 

稲刈り後は、農家の方々とともに、昼食をいただき、ワークショップを行いました。昼食は、5月のみらいバスでお世話になったNPO法人Jinサラダ農園で作られた野菜、卵を使用したお弁当です。浪江町で採れた食材と聞き、ひとつひとつ味わっていただきました。とっても美味!
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ワークショップのお題は、「浪江町のお米を知ってもらい、多くの方に食べてもらうにはどうしたらよいか」。実際の農家の方が悩んでいることを題材に、「Aさんのお米をできるだけ多くの人に知ってもらう方法」と「全国の応援者に販売するための効果的な取り組み」をグループに分かれて考えました。最後には、総勢100名ほどの前で学生たちが、グループ内で出たアイディアを堂々と発表!(少し緊張していたかな・・・)
・福島産ではなく、“浪江産”を押し出すと買って食べてもらえるのでは
・アニメやゆるキャラで付加価値を出して販売してみては
・県内向け、県外向けそれぞれに販売方法を変える
・正確な情報を正確に伝えることが必要
・消費者から消費者へ広げることが何よりも必要
など、生産者・消費者・支援者それぞれの視点からの意見が混ざり合ったアイディアや気づきがたくさん生まれた場でした。
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最後は、浪江町内めぐりです。浪江町役場から浪江駅前を徒歩で歩いた後、請戸地区をバスでめぐりました。5月は町内をバスで巡りましたが、今回は徒歩だったことで、浪江町の復興の様子を目だけではなく、音やにおいを感じながら状況を掴むことができました。役場前には、建設途中の診療所や仮設商業共同店舗施設「まち・なみ・まるしぇ」(10/27オープン)があり、5月の頃の様子とはだいぶ違った風景が浪江町にありました。浪江駅前も、平成29年春のJR常磐線開通にむけ、建物の解体作業などが進められていました。請戸地区でも、平成29年度から進められる市場や仲卸、加工業者建設などにむけて動いている様子を見ることができました。
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今回、田植え~稲刈りという一連の流れで参加をさせていただいたことで、まちの変化や町民の皆様のお気持ちを、少しずつではありますが、より理解できる機会となりました。やはり、一度きりではなく、定期的に交流し、ともに考えていくことが大切で、それが、これからの未来につながっていくことだと感じました。
浪江町のみなさま、本当にありがとうございました。

【学生の感想】
・浪江町の復興はニュースで見たときより予想以上に進んでいるという実感があった。それは、行政の方の役割が土台となって、浪江で農業を再開したいという方の想いが形になっていると感じた。
・浪江町の方と情報交換できて、よかった。ワークショップの時間がもっと欲しかった。
・ワークショップであった、お米を買ったらスタンプをもらえて、溜まったら商品を交換できるシステムはよい案だと思った。
・宮口副町長はじめ、町民の皆さんの温かさを身に染みて感じました。この体験を伝えていきたい。
・田植え、稲刈り、ワークショップに参加をしたことで、浪江のお米について深く考えることができた。
・田植え~稲刈りを行うことで、自分の中で浪江町が特別なものになった。
・水の管理などの手間の話を聞いて、とても感謝の気持ちでいっぱいになった。
・原発事故後の農業をもう一度再生することの大変さを知ることができた。
・また機会があったら、浪江町の方と交流をして、話を聞きたい。

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