平成25年度地域志向教育研究経費成果報告会を開催しました

平成25年度地域志向教育研究経費成果報告会を開催

地域課題の解決と実践的に学ぶ人材の輩出に向け、研究交流の場を目的として、平成25年度「地域志向教育研究経費」に採択をされた教員の成果報告会を7月28日(月)16:30~福島大学M-1教室にて開催しました。

DSCN5826

 

福島大学教職員をはじめ、関係者の方々50名の方にお越しいただきました。
「地域志向教育研究経費」は、ふくしま未来学の推進を図るために、地域に関する、地域に根づく教育や研究をしている教員の方に向けて経費を支援しているものです。平成25年度から始まり、昨年度は26件採択されました。
成果報告会では、成果をまとめたポスター展示のほか、採択者の中から5名代表として事例報告をしていただきました。

 

 

 

 

【第1報告】経済経営学類 吉田樹「地域交通まちづくり政策論」

DSCN5805

 

地域交通まちづくりに関する人材育成をテーマに、有識者を呼んで暮らしと交流を支える地域交通まちづくりを考える講座を開講した教育活動について報告いただきました。福島県の市町村あるいは交通産業の現場からは交通まちづくりに関する再教育、実務者が交流する場が強く求められていることを強調し、今後実務者からの要請と感心をどう両立させながら復興まちづくりを推し進めていくかを課題としてあげていました。

 

 

 

 

【第2報告】経済経営学類 飯島充男
「コミュニティ強化の方向性とコミュニティ強化に資する大学教育カリキュラムの開発」

DSCN5825

 

地域コミュニティと大学がパートナーシップを組んで取り組んでいるイギリスのバーミンガム大学と和歌山大学の取り組みを紹介いただきつつ、地域で求められる大学教育について報告いただきました。教員・学生・地域のそれぞれの主体の意識のギャップがある中で、どのように互いにメリットのあるかたちにしていくかという課題がある一方、これまで本学で既に地域と実践していることを、どう意味づけし直していくかが問われているということをあげていました。

 

 

 

 

【第3報告】人間発達文化学類 渡邊晃一「鯉アートのぼりプロジェクト」
DSCN5850
芸術の側からの震災復興の支援活動として、日本のみならず世界中の子どもから大人までが楽しめ、ひとつの未来に向かっていることを表現する「鯉アートのぼりプロジェクト」の報告をいただきました。
鯉のぼりは、震災に対して影響力を持つ歌川国芳が描いた「鯉の滝登り」から震災と関係していること、風水の地として位置づけられる福島市にある稲荷神社に鯉のぼりを沿えるかたちで置き、そこを出発地として鯉のぼりがシンボルとなることは大きな価値があることを示していました。

 

 

 

 

【第4報告】共生システム理工学類 金澤等「放射性物質の知識・測定・安全性の確保」
DSCN5868

 

原子力発電所水素爆発事故後、福島県内に降り注いた放射性セシウムをいかにして取り除けるのかという研究について報告していただきました。放射性セシウムは、土には容れるが水には容れないこと、かつ水には溶けず水の中にある物質に吸着していることが明らかになったことを述べ、放射化学の研究の大切さを強調していました。

 

 

 

 

 

【第5報告】行政政策学類 菊地芳朗 「福島県中通り南部地域における古代社会形成過程の究明」
DSCN5881

 

福島県の泉崎村の古墳群をフィールドに、これまで4基の古墳群からなると言われていたものを、1基の前方後円墳と7基の円墳からなることを調査・研究により明らかになったと報告いただきました。古墳に埋葬された有力者を特定する手がかりが出土する可能性もあるとして、さらなる今後の調査への期待を述べていました。

 

 

 

 

参加したみなさまからは、
●「ふくしま」をキーワードに様々な視点から取り組んでいる様子が分かり、とても興味深い報告会でした
●地域を形づくっていくために大学の意義は大きいと感じました
などの感想をいただきました。

平成26年度の地域志向教育研究経費には、29件採択されました。
今後も、ふくしま未来学の確実な推進につながるための教育、研究を教員の方々とつくって参ります。

Page Top